「SECは、国際顧客向けにCoinbaseを配信エージェントとして使用するCelsiusの計画に反対」

SEC opposes Celsius' plan to use Coinbase as a distribution agent for international clients.

9月25日（月曜日）、アメリカ証券取引委員会（SEC）は、仮想通貨企業のCelsius NetworkがCoinbaseを破産と再編計画の一環として関与させる提案に反対しました。

先週金曜日の訴訟で、CelsiusはCoinbaseを使用してデジタル資産を国際顧客に配布する計画を発表し、裁判所の承認を求めました。

訴訟では、Coinbase Prime Broker Agreementが開示され、この契約によりCoinbaseがCelsiusに対して仲介およびマスタートレーディングサービスを提供することが明記されています。

しかし、SECはこの契約についてさらなる検討が必要であるとして異議を唱えました。

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「Coinbaseの契約は、配布エージェントのサービスを超えており、SECの地方裁判所訴訟で提起された懸念事項の多くを含んでいる。Coinbaseは「登録せずに取引所、ブローカー、清算機関として行動している」と主張されている」と述べています。

SECの異議申し立てにより、Coinbaseの提案された活動はさらなる法的紛争を引き起こす可能性があり、Coinbaseは現在SECとの ongoing lawsuit （訳注：進行中の訴訟）に巻き込まれていることからこの懸念が生じました。SECは、Coinbaseが登録されていない証券取引所として運営しているとして連邦証券法違反を主張する ongoing case （訳注：進行中の訴訟）を提起しています。

その後の申し立てにおいて、SECは債務者がCoinbaseが仲介サービスを提供する意図はないことを明示しており、Coinbaseの契約に記載されている内容とは異なることに対して指摘しました。また、SECはまだ提出されていないCoinbaseとの追加契約の存在を強調しました。

SECは、この未公開の契約を法廷に提出するべきだと主張しています。SECはCoinbaseの役割が対処されない場合には異議を申し立てる権利を保持していますが、Coinbaseとの取り決めの詳細を十分に開示するための新しい契約の作成も要求しています。

この問題についてCoinbaseの最高法務責任者であるPaul Grewalは、Xにおいて次のように述べています。

「CoinbaseはCelsiusの顧客に対して仮想通貨を分配することを誇りに思っています。SECがなぜ信頼できるアメリカの公開企業がこの役割を引き受けることに異議を唱えるのか疑問です。私たちはこの問題を破産裁判所と協議し、Celsiusの顧客を完全に補償する重要な役割を果たすことを楽しみにしています。」

SECがCelsiusおよび元CEOに対して提起した訴訟

2022年7月、仮想通貨取引所Celsiusは破産を申請しました。そして2023年7月、SECはCelsiusおよび元CEOのAlex Mashinskyに対して証券登録と不正行為防止法違反の容疑をかけました。

彼らは、Celsiusが数十億ドルを超える資金を不正登録されていない暗号資産証券の販売および偽の会社の財務状況に関する投資家への虚偽の陳述を通じて調達し、2020年以降、CELというネイティブトークンの価格を操作していたと主張しています。

Celsiusは2022年3月以来、再構築計画に取り組んでおり、その間に4回の修正が行われています。返済の迅速化を目指していますが、法的な課題は続いています。

今年8月、破産裁判所はCelsiusの要請により、再編計画について債権者に対して10月にデジタル投票を送付することを認めました。ただし、破産事件の次回の審理は10月5日に予定されています。

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